[英検2級] 英作文で高得点を取るためのコツとは?

皆さん、こんにちは。
英検合格保証コースを提供するオンライン英語塾、英検スクール事務局です。

英検2級では①リーディング②リスニング③ライティング(英作文)そして④スピーキング(面接)の4科目が総合的に評価されて合格判定が出ますので、英語の4技能をバランス良く向上させる事が重要です。

今回は英検2級におけるライティング問題(=英作文)において高得点を取るためのコツと学習方法について解説します。

    Contents

    英検2級のライティングの試験様式


    英検2級におけるライティング問題の試験様式は「提示されたトピックに対して、自分の意見を2つの理由と共に述べる」というものです。
    一般的に皆さんが学校で馴染みのある穴埋め問題や、並べ替え問題とは大きく異なり、白紙に自分でイチからフリー英作文を書くというスタイルですので、馴染みのない方にとっては非常に難しい関門となるでしょう。

    過去の英検の傾向を見てみると、ライティングトピックは「日本や世界の社会問題などに関する事」「日本や世界の未来に関する事」などのジャンルで出題されることがほとんどです。
    自分が全く知らないトピックで出題されてしまうと、自分の考えを巡らせる事が難しくなってしまいますので、日頃からニュースを見たり読んだりして最新の情報に触れる習慣をつけましょう。
    (これは英検に限らず、どんな道を歩むにせよ今後の人生において非常に重要な習慣になります!)

    ライティングは一次筆記試験(85分間)に含まれますので、その時の読解問題の難易度によって左右されますが、目安としてはその中から25分間ほどをライティングに充てると良いでしょう。
    指定されている単語数(文量のこと)も80~100単語と多くありませんので、訓練を事前にしっかりやれば25分かからずに終える事も十分可能です。

    採点される観点


    英検二級のライティングで採点される基準には以下の4つがあります。

    4つの観点
    ①内容:QUESTIONに対して自分の意見と理由2つが書かれているか
    ②構成:話の流れがわかりやすく論理的か
    ③語彙:様々なバリエーションで正しい単語を使えているかどうか
    ④文法:様々なバリエーションで正しい文法を使えているかどうか

    内容

    問題に対する自分の明確な意見と、その考えを支える理由が2つ書かれているかという事が採点要項に入りますので、必ず頭に入れておきましょう。
    難しそうに聞こえるかも知れませんが、例えば「貴方は〜に賛成ですか?反対ですか?」と言う問題であるならば、まず「賛成です」または「反対です」と言うはっきりとした意思表明をし、その後に「そう思うひとつ目の理由は〜」「二つ目の理由は〜」という流れで英文を展開出来れば基本OKです。
    賛成なのか、反対なのか述べずにどっちつかずの意見を述べてはいけません。

    構成

    「話の流れがわかりやすいか」という受験者の皆さんの立場からは何とも曖昧な表記ではありますが、
    「自分の意見表明」→「理由1」→「理由2」→「結論」という構成で書けていればOKです。
    しかし、よくありがちなミスとして「賛成の立場で意見表明をしたのに、理由を述べる途中から逆の意見に変わってしまっている」というような一貫性が無い内容になってしまう事が挙げられます。
    確かに問題によっては自分に馴染みがなかったり、意見をサポートする理由を2つも考えることが難しかったりするかと思います。
    そう悩んでいるうちに気が付かぬまま、一貫性が薄れてしまうという事がありがちですから注意しましょう。

    また、これはあくまでライティングテストであり、自分の意見の正当性を問われるものではありませんので、必ずしも自分が本当に思っている意見を表現する必要はありません。
    問題を見て、自分が「理由を2つ述べやすい」意見を作り上げて英文を構成していくことをおすすめです。
    普段の練習からこれを意識しましょう。

    語彙

    語彙に関して意識しておきたいのは、可能な限り同じ単語や表現を繰り返さず、類義語をうまく使用したり、言い換えなどを踏まえて英文を作ることです。
    例えば
    I think〜. And I also think~. So I think~.
    というように「I think」を繰り返して使うのではなく

    In my opinion…
    I believe…
    I assume…
    I would say…
    I consider…

    例えば上記のような「I think」と同様の意味を持つ表現に組み替えて使いましょう。
    同じパターンをあまりにも繰り返して使うと、稚拙な文章と評価され、点数に響きます。

    文法

    文法に関しては、「現在形/過去形/未来形/現在完了形」などの時制を正しく使い、その他にも幅広い表現を正しい文法で書けているかどうかが基準となります。
    また、英作文の試験ですので、話し言葉で書いてはいけません。
    どれが話し言葉で、どれが書き言葉なのか判別が難しい方もいるかと思いますので、英検スクールのカリキュラムでしっかり訓練していきましょう!

    書き方手順

    ①質問に対する自分の意見を決める

    In my opinion, this is a good idea.「私の意見ではこれはいい考えです。」
    I don’t think this is a good idea. 「この考えは良いとは思いません。」
    I [agree/disagree] with the idea that~~.「〜という考えに賛成/反対です。」

    ②各ポイントについて方針を決める

    決定した意見について、問題に挙げられた「POINTS」観点から論点を整理します。

    Here are two reasons why I think so.「そう考える2つの理由は以下の通りです。」
    First of al,l / First,「まず第一に」
    Second,「第二に」
    One reason is that~. 「ひとつ目の理由は〜です。」
    The other reason is that~.「もうひとつの理由は〜です。」

    ③序論・本論・結論の3構成を作る

    序論→本論→結論の3段構成を作ると英作文を書きやすくなります。
    序論(自分の意見の表明)と結論(自分の意見をもう一度表明)の内容は基本的に同じですが、可能な限り単語や表現を言い換えて、全く同じ英文を繰り返し使う事は避けましょう。

    ④自分の意見を書く

    「I think」「I want to」「so 〜」「but、〜」というような表現を多用する学習者が多く見受けられますが、短い文章の中でこれらを繰り返して使う事はあまり良くありません。これらの使用は必要最低限にとどめましょう。

    [so]の言い換え:therefore
    [but]の言い換え:however

    文法ミスやスペルミスが無いか見直し

    最後に、ここまで書いた英作文全体を注意深く読み直して、自分で認識できる範囲で文法ミスやスペルミスなどが無いかどうか確認しましょう。
    目安として英作文開始後の3分間を構想を考える時間に、そして最後の5分間は見直し時間に、それ以外の時間で文章を作成するような時間管理がおすすめです。

    学習方法


    英検合格のための英作文スキルを上げるために一番効果的な方法は、習慣的に英検問題傾向に類した英作文課題に取り組み、それを講師に添削してもらいながら改善を続ける事です。
    そのように学習を進めれば、最初は何をどうやって書き始めたら良いのかもわからない状態であっても、徐々に自分の型(英作文の自分のお気に入りパターン)や出題傾向が見えてくるので、試験を受ける頃にはどんな問題でも対応出来る様になってくるでしょう。

    ここで強調したい事は、独学での学習は難しいという事です。
    情報を聞いたり読んで、問題を答えるリーディングやリスニングと異なり、スピーキングとこのライティングは自分の考えを発信するアウトプット分野の英語スキルとなります。
    例えばリーディング問題では正解が常に用意されていますが、ライティングは「これが正解」というものが存在しません。
    そのため、講師に添削してもらい、改善点や良かった点などのフィードバックをもらう事で初めて学習可能なのです。

    英検スクールではカリキュラム期間で定期的に英作文課題を提出して頂く仕様となっており、上記のように毎回講師から添削を受けることが出来ます。
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