皆さん、こんにちは。
英検合格保証コースを提供するオンライン英語塾、英検スクール事務局です。
この記事では「英検2級 二次試験(面接)のパッセージ問題と3コマイラスト描写問題の解き方」について詳しく解説していきます。
この記事の他にも当スクールwebサイトには英検2級の面接試験に関する記事は複数ありますが、ここでは上記の英文音読+音読した英文に関する質疑応答+3コマイラストナレーション問題のみを最大限深掘りしています。
これさえ分かれば誰でも英検2級の二次試験前半では困らない、いや!これを知らなければほとんどの場合は合格出来ないとも断言できる内容です!
- パッセージ音読
- 音読したパッセージに関する質疑応答問題
- 3コマのイラストの状況を説明する問題
Contents
超大切な概念:自分が日本語で話せる内容の深さや正確性と比較しない事!
まず全ての級の英検面接、そして自分が英語を使って話す時の大切な心構えですが
「貴方が日本語で話す時の文章をまるまんま英語に直して発言しようとしない事」はとても大切です。
もし貴方が英語環境で生活した経験が長くあり、英語が母国語レベルの生粋のバイリンガルでも無い限り、英語を話す時は日本語で同じ事を話す場合と比べて、内容や語彙のバリエーション、正確性が確実に下がります。外国語ですから当然です。
では英検2級に合格するためには完璧な英語を操れるようにならないといけないのでしょうか?
その答えはNOです!
英検2級の合格基準に達すればOKなので、完璧主義の考えは全く不要で、文法など間違いを出しながらも「いかに伝えるか」が一番大切なのです。
なので「間違ってOK!」くらいの心構えで、とにかく相手に英語で伝える姿勢を試験で見せられれば合格にグッと近づくはず!
ここをまず忘れないで下さい。
パッセージ音読
二次面接の最初で行うパッセージ音読。
ここで重要なポイントは以下の通りです。
- かっこよく読もうと考え過ぎなくて良い
- 丁寧に読む事が大切
- はっきり大きな声で読む
- 相手に伝わる事が一番大切
- 読み方や発音がわからない単語が出て来ても、自分の思う読み方で堂々と読む
- 英語の発音が苦手でも気にし過ぎない
パッセージは1文1文もある程度長いので、一息で読めない所もあるでしょう。
むしろ部分的に強調したりするために、適度に間を置いた方がベターです。
ただ気を付けたいのは、息継ぎや間を置いても良い箇所と、聞き手に違和感を感じさせてしまう場所があると言う事です。
下記の例文を見て下さい。
「/」が息継ぎしてもOKなポイントの例であり、貴方の音読を聞いている人にとっても違和感を感じさせないポイントとなります。
It can be troublesome / for parents with young children / to go shopping / in crowded places.
*「/」のある全箇所で息継ぎをするのではなく、どこかで息継ぎをするとしたらこれらの場所が候補になるという示唆
上記に対して、例えば「It can / be troublesome for~~.」というふうに、音読時に本来、グループ化してスムーズに読みたい箇所で区切ってしまうと、文脈によっては聞き手に文の本来の意味が伝わりにくくなる場合がありますので、気を付けましょう。
基本的には「名詞」や「動詞」「名詞句」といった文の要素グループを考慮しながら読むと良いです。
オススメの勉強方法
まずは単語力を増やして、なるべく自分が知らない単語を減らしたいので、例えば単語帳や学校の教科書を使って英語の文章を音読する練習を日頃から行って下さい。
また、一人で音読しても正しいのか違和感があるのか自己判断できないと思いますので、単語帳の音声ファイルなどを参考に、お手本の真似をして例文を音読する練習をする事がオススメです。
一朝一夕で向上は出来ないので、中長期的にスケジュールを組んで計画的に進めましょう。
音読したパッセージに関する質問に答える
たった今音読したパッセージの内容理解について質問を一つ受けますが、質問は2回まで減点なしで聞けるので、面接官から聞かれる質問1回目を聴いて、そこで理解出来たと思っても、確認の意味を込めて2回目を聞くのも良いでしょう。
Once again, please?
Pardon me?
質問を聞くときに理解したいポイント
- 質問タイプがHowなのか、Whyなのか
- 質問内容が完璧に聞き取れなかった場合は「〜に関する事を聞かれているのかな?」と推測し、キーワードを掴む
*一語一句正確に聴き取るのは誰にとっても非常に難しい。100%聞き取れなくてもそれが当然なので気にせずドーンと構えよう。
Howで始まる質問だった場合(大多数これ)
聞かれた質問が「How」から始まるものだった場合は、パッセージ中にある「By doing so」「In this way」の前部分が回答のヒントになりますので、パッセージでその部分を見つけましょう。
基本的にはそのパッセージに書かれている該当の文をベースに回答しますが、「these」「this」「such」などの代名詞を具体的な名詞に変換して答える事が必要です。(このまま答えてしまうと大幅減点。)
だから文中には至る所に代名詞が出てくるのですが、質疑応答ではその代名詞部分を具体的に表現しなければいけません。日本語で考えると
このように、質問への回答なのに「"これらの"サービスを〜」と言うふうに答えてしまうと全然具体性のある回答になりませんよね?
具体性を持たせるためには「"チャイルドケアサービス"を利用することで。」と言う形で「これら」を言い換える必要があります。
Whyで聞かれる質問だった場合
やり方全般は前項の「Howの質問だった場合」と基本的に同じですが、パッセージから回答に該当する箇所を探す時に目に留める表現が異なります。
「so…」「therefore…」「so that 主語 can…」「As a result of this」「In order to do this」の前部分がヒントです!
また、回答する時には「Why(なぜ)」と聞かれているので回答は「Because(なぜならば)」で答え始めましょう。
基本的にはその文章をベースに、「these」「this」「such」などの代名詞を具体的な名詞に変換して答える事。
このまま答えてしまうと大幅減点なのは「Howの質問だった場合」と同じですから気を付けましょう。
3コマイラスト描写問題
ここで使う時制は基本的に過去だということを覚えておこう!
「〜した」なら単純過去形
「〜していた」なら過去進行形
(過去進行形の方が使う頻度は高い。)
2コマ目と3コマ目のみ、自分で文章を考える必要があります。
イラストから読み取れる「〜な状況なんだろうな」という情報は様々あると思いますが、こだわり過ぎずにシンプルに英語で言いやすいものを2人の登場人物から一つずつ拾うと良いでしょう。
①場面の移り変わり描写をそのまま読み上げ
+
②登場人物Aの描写
+
③登場人物Bの描写この3つ、すなわち短い3つの文を作れればOK!
内容にこだわり過ぎてしまって、日本語で考えた文を英語にしようとするあまり、英文が作れなくなると言う方がかなり多いです。
日本語で言う時と同じレベルの正確性、精度の文章を英語で作ろうとしても、おそらくほとんどの人にとって難しいのは間違いありません。
従って「詳しく言おうとし過ぎず、間違っていない事を言う」のが大切です。
例)カバンをロッカーに入れているのはわかるけど何て言うんだろう?英語が出て来ない・・・。ならば!
They were in a locker room.(彼らはロッカー室にいました。)
→間違ってないですよね!これでも最低限OKです。
ここまで踏まえて、この例題に回答すると下記のようになります。
始め:One day, the Sasaki family went to an art museum that offered childcare services.
1コマ目:Mr. Sasaki said "They'll take care of our baby while we look around."
2コマ目:Ten minutes later, Mr. Sasaki was putting his bag in a locker. And Mrs. Sasaki was looking forward to the paintings.
3コマ目:Two hours later at the gift shop, Mr. Sasaki was choosing a toy for their baby. Mrs. Sasaki was worried that their baby might be crying.
この形で回答できれば問題ありません。
英検スクールで英検2級を目指そう!
今回は英検2級の面接試験における前半部分「パッセージ音読と3コマイラスト状況説明問題」について深掘りしました。
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